笏谷石採掘場ー長谷川口

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長谷川口360度パノラマ写真

ギャラリー

長谷川口とは

谷を挟んで、足羽山の豊かな自然に囲まれた笏谷石採掘場は、福井城跡、福井駅、福井市役所などから約1マイルほどのところにあります。
その採掘場の北側に、長谷川口があります。
長谷川口は、歴史的には室町時代以前からあり、1999年9月まで採掘していた笏谷石最後の採掘場でした。
江戸時代には、福井藩も家臣に管理させ、幕末の頃、長谷川口の古い立坑と、旧足羽川の間に福井藩の医師が庵を建て、丹巌洞と名付けました。
長谷川口は、初めは笏谷石を露天掘りしていましたが、露天掘り出来る石がなくなり、地下へ掘り下げていきました。
この掘り下げた立坑が、今も2箇所保存されています。
ここは石谷(しゃくだに、笏谷)山と言い、笏谷石で造られた山の神の祠があります。
採掘をやめた跡に、露天掘りの痕跡として、高さ、10メートル、長さ約200メートルの石の壁が今でも残っています。
また、長谷川口から眺める足羽山には、七つ尾口、木戸口、奥山口等と呼ばれた、笏谷石採掘場の採掘坑が今も静かに眠っています。

長谷川口地図